DPCに基づく病院情報の公表

クリニカル・インディケーター(臨床指標)

当院は、公益社団法人全国自治体病院協議会が実施している医療の質の評価・公表等推進事業に参加しています。
これは、医療の質の向上を目的に、病院の様々な機能を指標化・可視化したもので、指標の分析により、他病院との比較、当院の特徴や改善点が把握可能となります。
今後、3ヶ月ごとに全国自治体病院協議会にデータを提出し、結果についてホームページにて公表してまいります。

詳しくはこちら・・・公益社団法人 全国自治体病院協議会

病院情報公表の目的等

医療法における病院等の広告規制について(厚生労働省)

Ⅰ DPCデータに基づく病院情報とは

当院ではDPCデータから全国統一の定義と形式に基づいた指標を作成し、市民の皆様に情報公開を進めております。この病院指標は、数値やデータを解説化することにより、市民の皆様に当院の特徴や、急性期医療の現状を理解していただくことを目的として公開しております。

現在公開している指標は、平成30年度中(平成30年4月1日~平成31年3月31日)に当院を退院した患者様を集計の対象としています。ただし、DPCの対象外となる自動車賠償責任保険や労災保険、自費、入院後24時間以内の死亡、歯科口腔外科の患者さまは含まれません。

Ⅱ DPCとは

DPC対象病院では、入院期間中に医療資源を最も投入した「傷病名」と、入院期間中に提供される手術、処置、化学療法などの「診療行為」の組み合わせにより14桁のコード(DPCコード)に分類され、それぞれのDPCコードごとに1日あたりの入院料(包括点数)が決定されます。

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

年齢階級別退院患者数

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年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 480 179 78 81 174 254 544 1018 835 193
Ⅰ定義

①平成30年度中に退院した患者様の年齢階級別の患者数です。
②年齢は、入院時で集計しています。

Ⅱ解説

幅広い年齢層の患者様にご利用いただいております。平均年齢は59.8歳ですが、退院された患者様のうち70歳代が最も多く全体の26.5%を占めています。また、70歳以上になると全患者の半数以上を占め、今後も患者様の高齢化が進み、全患者に占める70歳以上の割合は増えることが予想されます。

診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

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呼吸器内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均
年齢
患者用パス
040040xx9910xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし 81 2.68 3.43 0.00 71.60
040110xxxxx0xx 間質性肺炎 手術・処置等2なし 72 24.79 19.06 8.33 71.93
040040xx99040x 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 副傷病なし 31 10.39 10.00 0.00 69.65
040040xx9905xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等25あり 26 10.92 19.34 0.00 74.38
040120xx99000x 慢性閉塞性肺疾患 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 22 16.82 13.63 9.09 74.68
Ⅰ定義

①平成30年度中に退院した患者様のうち一般病棟に入院した患者様のDPC別の集計です。
(地域包括ケア病棟にのみ入院した患者様は集計対象外です。)
②入院後24時間以内に死亡した患者や臓器移植の患者様等は集計対象外です。
③10症例未満の症例は「-」を表示しています。

Ⅱ解説

呼吸器内科は肺の悪性腫瘍を中心に治療を行っています。
最も多い疾患は、肺の悪性腫瘍の診断で、気管支鏡検査を目的とした入院です。平均在院日数は2.68日で全国の平均在院日数よりもやや短い期間で退院しています。呼吸器内科全体の約14%がこのDPCコードを選択しています。
この検査による病理診断に基づいて手術や化学療法などの治療方針が決められます。
次に多い疾患は間質性肺炎です。間質性肺炎も語尾に肺炎が付きますが、細菌やウイルスが原因となるいわゆる市中肺炎とはまったく異なる病気です。間質性肺炎は、肺胞の壁に炎症や損傷が起こり、壁が厚く硬くなるため(線維化)、酸素を取り込みにくくなる病気です。原因は多くの場合不明で、原因不明のものは特発性間質性肺炎と言われます。
3番目に多い疾患は、肺の悪性腫瘍のうち化学療法を目的とした入院です。使用する抗がん剤などによってもDPCのコードが分かれ、化学療法を目的とする入院は肺の悪性腫瘍全体では、107件あります。

消化器内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均
年齢
患者用パス
060100xx01xx0x 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 副傷病なし 88 3.40 2.67 0.00 71.73
060035xx99x00x 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 38 3.03 7.55 0.00 80.84
060102xx99xxxx 穿孔または膿瘍を伴わない憩室性疾患 手術なし 27 7.15 7.75 0.00 64.96
060020xx04x0xx 胃の悪性腫瘍 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 手術・処置等2なし 21 9.33 8.52 0.00 75.10
060210xx99000x ヘルニアの記載のない腸閉塞 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 21 8.81 8.95 0.00 73.86
Ⅰ定義

(呼吸器内科同様)

Ⅱ解説

消化器内科は、胃、大腸の疾患を中心に主に内視鏡治療を行っていますが、選択されるDPCコードが内科系の中でも特に多く平成30年度に選択したDPCのコードは全部で137種類あります。
DPCコード別の集計で最も多いのが、大腸の良性腫瘍に対する内視鏡手術を目的とした入院です。
2番目に多いのが大腸の内視鏡検査を目的とした入院です。通常は外来で行われますが、高齢者などリスクを伴う方は入院による検査を行っています。
3番目に多いのが大腸の憩室性疾患です。大腸憩室とは、大腸の一部が腸管内の圧力上昇によって袋状に腸壁の外に突出した小さなくぼみを言い、このくぼみが多発した状態を大腸憩室症といいます。憩室があるだけでは問題ないのですが、憩室炎や憩室出血を引き起こすと入院加療が必要となります。入院による主な治療は腸管安静、抗生剤治療、輸血等です。
その他、肝胆膵の疾患に対する内視鏡治療や小腸大腸の悪性疾患の入院治療を行っています。

循環器内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均
年齢
患者用パス
050050xx02000x 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1なし、1,2あり 手術・処置等2なし 副傷病なし 82 4.22 4.47 0.00 70.90
050050xx99200x 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等12あり 手術・処置等2なし 副傷病なし 69 3.49 3.15 1.45 73.35
050130xx99000x 心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 36 17.14 17.66 5.56 82.31
050050xx99100x 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等11あり 手術・処置等2なし 副傷病なし 33 3.03 3.01 0.00 71.67
050170xx03000x 閉塞性動脈疾患 動脈塞栓除去術 その他のもの(観血的なもの)等 手術・処置等1なし、1あり 手術・処置等2なし 副傷病なし 20 4.15 5.50 0.00 74.20
Ⅰ定義

(呼吸器内科同様)

Ⅱ解説

主に心臓や血管の疾患に対する診療を行いますが、循環器系の全領域を担当しており、各種検査、薬物療法からカテーテルを用いた検査・治療を行っています。
カテーテル検査・治療とは、腕や大腿の血管から細い管(カテーテル)を通して行う検査や、血管が狭窄または閉塞している部分を風船で拡張したり、ステントを留置する治療を言います。
DPCコード別の集計で最も多いのが、狭心症に対する、心臓カテーテル治療です。特に、経皮的冠動脈インターベンションを多く実施しています。平均在院日数は全国平均より少し短く4.22日で約86%の方は4日以内で退院しています。循環器内科全体の約21%がこのDPCコードを選択しています。
次に多いのが心臓カテーテル検査を目的とした入院です。検査の目的は、心内腔の圧を測ったり、造影検査を行うことで、より正確な診断と病気の状態を判断するためです。治療を目的とした心臓カテーテルよりも1日短い在院日数になっています。
3番目に多いのが心不全で、慢性心不全急性増悪の患者が多く、緊急入院による利尿剤などを使用した薬物療法を中心とした治療を行います。

糖尿病・内分泌内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均
年齢
患者用パス
100071xx99x110 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)(末梢循環不全あり。) 手術なし 手術・処置等21あり 副傷病あり85歳未満 17 15.00 15.14 0.00 70.18
100070xx99x100 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)(末梢循環不全なし。) 手術なし 手術・処置等21あり 副傷病なし85歳未満 11 13.91 13.90 0.00 64.82
100070xx99x000 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)(末梢循環不全なし。) 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし85歳未満 - - 11.05 - -
100070xx99x110 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)(末梢循環不全なし。) 手術なし 手術・処置等21あり 副傷病あり85歳未満 - - 15.51 - -
100040xxxxx00x 糖尿病性ケトアシドーシス、非ケトン昏睡 手術・処置等2なし 副傷病なし - - 13.50 - -
Ⅰ定義

(呼吸器内科同様)

Ⅱ解説

糖尿病に関するDPCコードは年齢や末梢循環不全(又は多発合併症)の有無などによって細かく分かれるため、それぞれのコードによる患者数は少なくなっています。
コードの6桁目が「1」のものは、末梢循環不全(又は多発合併症)がある方、14桁目が「1」のものは、85歳以上の方のコードです。
最も多いのが、85歳未満の2型糖尿病で、糖尿病の教育、合併症検査を目的とした入院です。他の診療科で手術をする前に入院にて血糖コントロールを行う場合もあります。
1番目と2番目の違いは、糖尿病以外に糖尿病性末梢循環不全(又は多発合併症)の有無の違いで、1番目のDPCは糖尿病性末梢循環不全(又は多発合併症)を有している症例です。また、1番目、2番目ともに入院期間中にインスリン製剤を使用している症例で、DPCコードの12桁目が「1」になっています。

内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均
年齢
患者用パス
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 52 24.69 20.92 17.31 85.21
060390xxxxx0xx 細菌性腸炎 手術・処置等2なし 30 7.23 7.30 0.00 50.37
110310xx99xx0x 腎臓または尿路の感染症 手術なし 副傷病なし 27 15.11 12.58 0.00 74.41
060380xxxxx0xx ウイルス性腸炎 手術・処置等2なし 10 8.90 5.42 0.00 64.70
040081xx97x0xx 誤嚥性肺炎 手術あり 手術・処置等2なし - - 39.00 - -
Ⅰ定義

(呼吸器内科同様)

Ⅱ解説

当院の内科は、呼吸器内科、消化器内科、循環器内科、糖尿病・内分泌内科の専門領域を中心に診療を行なっております。
誤嚥性肺炎などの疾患に対しては専門領域に捉われることなく治療を行っています。
その中で、最も多い疾患は誤嚥性肺炎です。誤嚥性肺炎は、本来食道へ入るべきものが誤って気道に入ることで発症します。嚥下機能が低下した高齢者に多く、当院での平均年齢も85歳と非常に高齢になっています。抗菌薬を用いた薬物療法が基本となります。
2番目に多いのが細菌性腸炎です。サルモネラや病原性大腸菌などの細菌が原因となり引き起こされる病気で、抗生剤の投与等により治療を行ないます。
次に多い疾患は尿路感染です。尿路感染は、腎臓から尿管までの尿路に起こる感染症です。ほとんどが細菌によって起こります。

外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均
年齢
患者用パス
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 83 3.27 4.96 0.00 67.57
040040xx97x0xx 肺の悪性腫瘍 手術あり 手術・処置等2なし 36 12.50 11.87 0.00 72.53
090010xx02x0xx 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わないもの) 手術・処置等2なし 27 5.41 6.23 0.00 59.33
060035xx01000x 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 23 12.48 15.30 0.00 68.96
060335xx02000x 胆嚢水腫、胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 22 7.55 7.30 0.00 64.09
Ⅰ定義

(呼吸器内科同様)

Ⅱ解説

当院の外科は、消化器外科、呼吸器外科、乳腺外科を中心に診療を行っております。
呼吸器内科医、消化器内科医、放射線科医、看護師などのメディカルスタッフとともにキャンサーボードを開催し、治療方針を決めています。
呼吸器外科、消化器外科では胸腔鏡や腹腔鏡といった低侵襲による手術を推奨しており、肺の悪性腫瘍手術の約75%は胸腔鏡で実施し、ヘルニア手術の約85%、下部消化管手術の約90%は腹腔鏡で実施しています。
平成30年度の症例で最も多いのが、鼠径ヘルニアの手術、次いで肺の悪性腫瘍の手術、乳房の悪性腫瘍手術を行う症例となっています。
また、当院では、周術期サポートセンターにおいて、術前・術後を通して、患者様・ご家族が安心して手術を受けられるようにチームアプローチで周術期管理を行っており、術後の早期回復、術後の合併症予防に努めています。

整形外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均
年齢
患者用パス
160800xx01xxxx 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 40 47.63 26.30 42.50 83.53
160760xx97xxxx 前腕の骨折 手術あり 16 3.25 5.68 0.00 57.06
160690xx99xx0x 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 手術なし 副傷病なし 12 45.17 19.61 16.67 83.42
160700xx97xx0x 鎖骨・肩甲骨の骨折 手術あり 副傷病なし 12 4.67 6.07 0.00 53.25
160610xx97xxxx 四肢筋腱損傷 その他の手術あり - - 9.49 - -
Ⅰ定義

(呼吸器内科同様)

Ⅱ解説

整形外科は、大腿骨の骨折により手術を行う症例が最も多くなっています。高齢の方が多く、特に女性が85%を占めています。高齢女性が多い原因のひとつとして骨粗鬆症(これも高齢女性に多い)があげられます。骨粗鬆症になるとちょっとした転倒等でも骨折することがあります。
この症例による手術には人工骨頭挿入術の他に骨折観血的手術(骨を釘やプレートで固定)を行っています。
高齢の方の大腿骨骨折は在院日数が比較的長くなることが多く、継続的なリハビリを目的として、当院の地域包括ケア病棟への転棟やリハビリを専門的に実施する医療機関へ転院することも多いです。
また、当院では手~肘までの疾患も多く、手術等による治療を行っています。

小児科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均
年齢
患者用パス
040090xxxxxx0x 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他) 副傷病なし 98 4.26 6.19 0.00 1.22
040100xxxxx00x 喘息 手術・処置等2なし 副傷病なし 51 3.96 6.62 3.92 2.16
030270xxxxxxxx 上気道炎 47 4.11 4.96 2.13 2.57
0400801199x00x 肺炎等(1歳以上15歳未満) 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 42 3.76 5.71 0.00 4.02
040070xxxxx0xx インフルエンザ、ウイルス性肺炎 手術・処置等2なし 39 3.69 6.14 2.56 1.90
Ⅰ定義

(呼吸器内科同様)

Ⅱ解説

当院の小児科では、小児(特に乳幼児)に多い肺炎、喘息等を中心に、ウイルスや細菌による感染症を多く受け入れております。
小児の場合、回復は早く平均在院日数も非常に短くなっています。

皮膚科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均
年齢
患者用パス
080007xx010xxx 皮膚の良性新生物 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)等 手術・処置等1なし 31 4.97 4.05 0.00 51.19
080010xxxx0xxx 膿皮症 手術・処置等1なし 27 10.96 12.51 0.00 66.37
080006xx01x0xx 皮膚の悪性腫瘍(黒色腫以外) 皮膚悪性腫瘍切除術等 手術・処置等2なし 20 9.30 8.16 5.00 79.55
080020xxxxxxxx 帯状疱疹 15 7.80 8.98 0.00 67.60
080110xxxxx0xx 水疱症 手術・処置等2なし - - 29.5 - -
Ⅰ定義

(呼吸器内科同様)

Ⅱ解説

当院の皮膚科で最も多いのは、皮膚の良性腫瘍により手術を行う入院で、入院当日に手術を行い、術後3,4日で退院しています。皮膚科全体の約20%がこのDPCコードを選択しています。
次に多いのは、膿皮症です。膿皮症は、細菌感染により皮膚が化膿してしまう病気です。抗生剤の投与等により治療を行ないます。
3番目に多いのは、皮膚の悪性腫瘍の手術を目的とした入院です。

泌尿器科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均
年齢
患者用パス
110080xx991x0x 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1あり 副傷病なし 84 2.62 2.53 0.00 72.95
110080xx01xxxx 前立腺の悪性腫瘍 前立腺悪性腫瘍手術等 36 10.06 12.63 0.00 69.56
110070xx0200xx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 35 6.97 7.20 0.00 73.60
110200xx02xxxx 前立腺肥大症等 経尿道的前立腺手術等 30 7.77 8.65 0.00 72.93
11012xxx020x0x 上部尿路疾患 経尿道的尿路結石除去術 手術・処置等1なし 副傷病なし 23 5.09 5.62 0.00 61.22
Ⅰ定義

(呼吸器内科同様)

Ⅱ解説

泌尿器科で、最も多いのが前立腺がんの検査入院です。この検査入院で、確定診断を行い治療方法を選択します。
次に多いのが、前立腺の悪性腫瘍手術目的の入院です。当院では、平成30年2月に手術支援ロボットda Vinci(ダ・ヴィンチ)を導入し、前立腺悪性腫瘍に対するロボット支援手術を実施しています。
3番目に多いのが膀胱癌の経尿道的手術(TUR-BT)目的の症例です。経尿道的手術とは、尿道から内視鏡を挿入し先端についている電気メスで腫瘍を切除する手術です。

初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数

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初発 再発 病期分類基準 版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 34 5 5 11 2 10 1 7,8
大腸癌 14 18 3 7 18 15 1 7,8
乳癌 19 16 1 2 8 20 1 7,8
肺癌 25 16 24 68 9 61 1 6,7,8
肝癌 3 1 5 0 0 14 1 8

1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約

Ⅰ定義

①5大癌(胃癌、大腸癌、乳癌、肺癌、肝癌)の患者数をUICCによる病期分類別と再発に分けて集計しています。
②集計対象期間中に複数回入院した患者様はそれぞれ集計しています。
③10症例未満の場合は「-」を表示しています

Ⅱ解説

UICC病期分類とはT(原発巣の拡がり)・N(所属リンパ節転移の有無と拡がり)・M(遠隔転移の有無)の3つのカテゴリーによって、各癌をStageⅠ(早期)~StageⅣ(末期)に分類するものです。
「初発」とは、当院において当該腫瘍の診断、あるいは初回治療を実施した場合を指します。「再発」とは、当院・他施設を問わずに初回治療が完了した後、当院において患者を診療した場合や、がん寛解後に局所再発・再燃または新たな遠隔転移をきたした場合を指します。

成人市中肺炎の重症度別患者数等

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患者数 平均
在院日数
平均
年齢
軽症 24 7.75 56.29
中等症 82 12.50 76.18
重症 9 36.89 85.22
超重症 6 14.17 88.33
不明 0 0 0
Ⅰ定義

①入院の契機となった傷病名又は最も医療資源を投入した傷病名のICD10コードがJ13~J18(肺炎レンサ球菌による肺炎、インフルエンザ球菌による肺炎、その他肺炎)で始まる症例を集計対象としています。
②10症例未満の場合は「-」を表示しています。

Ⅱ解説

日本呼吸器学会(成人市中肺炎診療ガイドライン)の肺炎重症度分類の定義に基づき、重症度ごとに患者数、平均在院日数、平均年齢を集計しています。
重症度は、軽症(重症度0)、中等症(重症度1,2)、重症(重症度3)、超重症(重症度4,5)で表しています。
軽症の症例の平均年齢は60歳以下と比較的若いのに対し、重症度が中等症以上になると平均年齢は75歳以上で、高齢者ほど重症度が高い傾向が見られます。治療は抗生剤投与が中心です。

脳梗塞の患者数等

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発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
- - - - -
Ⅰ定義

①最も医療資源を投入した傷病のICD10が「I63$」に該当するものを集計しています。
②発症日から「3日以内」「その他」に分けて記載すること。但し、患者数が10未満になることが多い場合は、分けずに合計した数値を記載する。
③10症例未満の場合は「-」を表示しています。

Ⅱ解説

当院では脳疾患の入院治療は行っておらず、急性期の治療に関しては他の医療機関へ転院していただいております。

診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

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消化器内科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均
年齢
患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) 98 1.84 1.63 0.00 72.50
K6532 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術(早期悪性腫瘍粘膜下層) 23 1.00 9.70 0.00 75.00
K7212 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm以上) 19 1.00 1.63 0.00 67.79
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 16 1.75 16.19 12.50 82.13
K654 内視鏡的消化管止血術 15 0.87 11.47 0.00 69.93

Ⅰ定義

① 平成30年度に退院した患者様の手術別の集計です。
②入院中に複数の手術がある場合は主たる手術のみを集計しています。(入院中に転科し、それぞれの診療科で手術した場合は、医療資源を最も投入した診療科において集計しています)
③軽微な手術は集計対象外としています。(創傷処理、皮膚切開術、非観血的整復術、徒手整復術など)
④10症例未満の場合は「-」を表示しています。
⑤術前、術後日数には手術日は含めない。(入院翌日に手術をし、手術翌日に退院した場合(入院期間3日):術前日数1日、術後日数1日)

Ⅱ解説

消化器内科の手術は内視鏡手術が大半を占めます。
1番目と3番目の症例は、大腸内視鏡により主に大腸のポリープや良性腫瘍を切除する手術(EMR)です。腫瘍の大きさによりKコードが区分されているため、2つに分かれています。EMRは病巣の下に食塩水などを注入し、病巣を浮かせて切除する手術です。
次に多いのが、大きな悪性腫瘍でも切除できる粘膜下層剥離術(ESD)です。早期の胃がんや大腸がんに対しては、開腹せず内視鏡(EMR・ESD)での治療が可能です。また、胃においても同様の治療を行っています。

循環器内科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均
年齢
患者用パス
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) 82 1.40 2.91 1.22 71.09
K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術 27 1.19 2.89 0.00 76.30
K5972 ペースメーカー移植術(経静脈電極) - - - - -
K5463 経皮的冠動脈形成術(その他) - - - - -
K5952 経皮的カテーテル心筋焼灼術(その他) - - - - -

Ⅰ定義

(消化器内科と同じ)

Ⅱ解説

循環器内科の手術は、カテーテルを用いた手術を中心に行っています。
最も多いのは、虚血心疾患(狭心症・心筋梗塞)に対する経皮的冠動脈インターベンション(心臓カテーテル治療)です。これは、腕や足の血管から心臓まで管を通して、病変を治療する方法です。
次に多いのが閉塞性動脈疾患に対する血管内治療です。これは、血管が狭窄または閉塞している部分をバルーン(風船)のついたカテーテルで拡げたり、ステントと呼ばれるメッシュの管を留置して血流を確保する手術です。

外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均
年齢
患者用パス
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 74 1.01 1.20 0.00 66.97
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 39 1.92 4.21 0.00 63.03
K4762 乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わない)) 27 1.26 3.15 0.00 59.33
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 27 3.04 9.44 0.00 70.48
K718-21 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの) 21 1.10 3.95 0.00 31.95

Ⅰ定義

(消化器内科と同じ)

Ⅱ解説

外科の手術症例TOP3に挙がっているのは、腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術、腹腔鏡下胆のう摘出術、乳腺悪性腫瘍手術となっています。当院では、がんに関する手術は手術区分が分かれるものが多く術式だけで集計した場合には順位を大きく下げてしまいます。
平成30年度のがんの手術症例数(外科のみ)は、肺がん(39例)、乳癌(46例)、結腸がん(35例)、胃がん(28例)、直腸がん(12例)など多くのがん手術を実施しています。

整形外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均
年齢
患者用パス
K0461 骨折観血的手術(肩甲骨,上腕,大腿) 24 6.50 36.17 33.33 82.63
K0811 人工骨頭挿入術(肩,股) 24 8.25 37.79 45.83 81.25
K0462 骨折観血的手術(前腕,下腿,手舟状骨) 20 2.45 21.90 0.00 58.10
K0483 骨内異物(挿入物を含む)除去術(前腕,下腿) 17 0.94 4.06 0.00 52.59
K0463 骨折観血的手術(鎖骨,膝蓋骨,手(舟状骨を除く),足,指(手,足)その他) 15 2.80 13.07 0.00 56.33

Ⅰ定義

(消化器内科と同じ)

Ⅱ解説

当院では、骨折による手術が多くなっています。また。平均年齢も70歳後半以上となっており、高齢者の転倒の際に骨折する症例が多いです。
人工骨頭挿入術は、骨折観血的手術でも固定困難な場合や患者様が高齢で早期離床が必要な場合に行われる手術です。
骨折観血的手術とは、重度な骨折の場合にギプス等での固定では治療困難な場合に、皮膚を切開し、骨を直接固定する手術です。

皮膚科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均
年齢
患者用パス
K0072 皮膚悪性腫瘍切除術(単純切除) 24 1.04 7.00 4.17 79.08
K0062 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径3cm以上6cm未満) 13 0.15 3.38 0.00 55.31
K0052 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径2cm以上4cm未満) 11 0.27 4.36 0.00 50.73
K0053 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径4cm以上) - - 3.50 - -
K0063 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径6cm以上12cm未満) - - 3.40 - -

Ⅰ定義

(消化器内科と同じ)

Ⅱ解説

皮膚科では皮膚の悪性腫瘍に対する手術を中心に行っており、その他の手術は主に外来通院で行っています。
<露出部>とは、頭部、首回り、肘から手、膝から足にかけての部分をいいます。

泌尿器科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均
年齢
患者用パス
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用のもの) 65 1.17 5.23 0.00 75.94
K843-4 腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術(内視鏡手術用支援機器を用いる) 36 1.00 8.06 0.00 69.56
K841-21 経尿道的レーザー前立腺切除術(ホルミウムレーザー) 30 1.03 5.73 0.00 72.93
K7811 経尿道的尿路結石除去術(レーザー) 23 1.00 3.09 0.00 61.22
K773-2 腹腔鏡下腎(尿管)悪性腫瘍手術 - - 8.00 - -

Ⅰ定義

(消化器内科と同じ)

Ⅱ解説

多いのが膀胱癌の経尿道的手術(TUR-BT)目的の症例です。経尿道的手術とは、尿道から内視鏡を挿入し先端についている電気メスで腫瘍を切除する手術です。
次に多いのが、平成30年2月に導入した手術支援ロボットda Vinchi(ダヴィンチ)を利用した前立腺悪性腫瘍手術です。

その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

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DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる 16 0.42
180010 敗血症 同一 23 0.60
異なる - -
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 13 0.34
異なる - -

Ⅰ定義

①最も医療資源を投入した傷病名が播種性血管内凝固症候群、敗血症、その他の真菌感染症、手術・処置等の合併症に該当したものを集計しています。
②該当の傷病名が入院の契機となった傷病名と「同一」か「異なる」かに分けて集計しています。
③発生率の分母は集計対象となる全退院患者です。
④10症例未満の場合は「-」を表示しています。

Ⅱ解説

播種性血管内凝固症候群(DIC)は、全身の血管に小さな血栓が多発する状態です。DICには必ず基礎疾患があり、がんや敗血症などがDICを引き起こす可能性があります。
敗血症は、血液に病原菌が入り全身に炎症を引き起こす状態です。敗血症は免疫力が低下している、高齢者やがん患者などに発症する可能性がある疾患です。
いずれの疾患も臓器不全に至る可能性のある重篤な疾患です。
手術処置等の合併症は、術後の出血や感染症、適正投与された薬剤の副作用などが含まれます。
手術や処置などは合併症を起こさないように細心の注意を払って施行していますが、合併症はどうしても一定の確率で起こり得ます。起こり得る合併症については、事前に可能な限り患者さんに説明したうえで、手術や処置の施行に同意をいただくよう努めています。
また、当院では感染対策チームや周術期管理チーム、DVT予防チームなどが院内感染や術後感染、術後合併症を起こさないようにするために活動しています。

更新履歴

2019/9/27 DPCに基づく病院指標を公開しました
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