糖尿病看護外来(療養相談、透析予防、フットケア)
糖尿病療養相談外来
糖尿病の治療は、食事療法・運動療法・薬物療法の3本柱となっています。この3つの治療がうまくいけば血糖コントロールが良くなります。血糖コントロールをどのようにしていけばよいのか、看護師が中心となって生活相談を行っています。
また、血糖測定器の指導やインスリン注射、その他の注射の手技などの指導のほか、持続血糖測定器での指導も行っています。糖尿病を抱えながら生活を行っていく患者さんのサポートができれば幸いです。
透析予防外来
わが国で透析を導入する原因の1位は、糖尿病腎症です。
(参考)糖尿病腎症について (国立国際医療研究センター 糖尿病情報センター)
透析を導入しないように腎臓の状態を維持し、予防するためには早期の治療が大切です。透析予防外来では糖尿病腎症の発症や進行を防ぐために、医師、管理栄養士、看護師がそれぞれ情報を共有しながら一緒に改善策を考え、患者さんの腎臓の状態に合わせた指導を心がけています。
対象は、糖尿病腎症2期以上の患者さんです。関心のある方は、主治医に相談してみてください。
フットケア外来
この外来では、糖尿病足病変の発症予防・進行防止のために、足病変の早期発見を行います。また、患者さんが自分でフットケアを行えるよう支援しています。
糖尿病患者の増加に伴い、合併症の発症を防止することは重要な課題です。糖尿病足病変については、重点的に指導を行うことで発症防止効果があります。
そこで私たちは、糖尿病神経障害、閉塞性動脈硬化症、足潰瘍、足趾(そくし:足の指)・下肢切断既往症など、糖尿病足病変になりうる高いリスクに対して、ケアと予防の方法を指導しています。