統合再編基本計画
(令和2年10月)「統合再編基本計画」を見直しました。
令和2年2月に策定した「統合再編基本計画」ですが、同年10月、内容の一部を見直しました。これは、計画策定後に発生した新型コロナウイルス感染症への対応等を踏まえ、新たに整備される統合新病院においては感染症対応機能を備えることが必要との判断から、県市で再度協議を行ったものです。
今後は、この基本計画に則り、設計業務を進めてまいります。
兵庫県立西宮病院と西宮市立中央病院の統合再編基本計画(概要版)(R2.10見直し後).pdf
兵庫県立西宮病院と西宮市立中央病院の統合再編基本計画(本文)(R2.10見直し後).pdf
<主な変更(追記)箇所と概要>
感染症 対応機能の 充実・強化 |
・新病院の基本方針 (本文_P23) |
阪神圏域における新型コロナウイルス感染症への 対応状況を踏まえ、重症者等への対応を含め、 感染症対応機能の充実・強化を図る。【追記】 |
・感染症への対応 (本文_P26) |
感染症患者の受入機能の充実・強化を図るとともに、 尼崎総合医療センター(第2種感染症指定医療機関)を 始め、圏域内の医療機関との連携を推進する。 |
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・部門別基本計画 (本文_P31) |
平常時は一般患者に対応しつつ、感染症流行時には 感染症患者の受け入れが可能となるよう、一部の病棟の 感染症対応機能を強化するとともに、専用エレベーターなど 感染症流行時の専用動線を確保する。【追記】 |
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・(同) (本文_P35) |
感染症患者が他の患者と交錯しない通路・専用入口と、 陰圧設備を配した専用診察室・病室等を整備する。【追記】 |
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救急ワーク ステーション との連携 |
・5事業への対応 (本文_P25) |
市が新病院の敷地内に設置する予定の救急ワークステーション (※市が消防局の救急隊を配置し、医療機関と連携・協力して |
(令和2年2月)「統合再編基本計画」を策定しました。
令和2年2月、兵庫県と西宮市は、統合新病院の基本方針や病床規模、診療機能などを定めた「兵庫県立西宮病院と西宮市立中央病院の統合再編基本計画」を策定しました。
兵庫県立西宮病院と西宮市立中央病院の統合再編基本計画(概要版).pdf
兵庫県立西宮病院と西宮市立中央病院の統合再編基本計画(本文).pdf
基本計画の策定に当たっては、令和元年12月17日(火)から令和2年1月16日(木)まで「パブリックコメント」を実施し、市民・県民の皆さんからご意見・ご提案の募集を行い、合計121件のご意見をお寄せいただきました。
ご提出いただいたご意見の概要と、これらに対する県市の考え方はこちらです。
「兵庫県立西宮病院と西宮市立中央病院の統合再編基本計画」に対するパブリックコメント 提出された意見等の概要とこれに対する県市の考え方.pdf
基本計画の要点
◆スケジュール
- 令和7年度*の開院を目指す。
※開院までの間、県市の両病院は現在地で今まで通り診療を続けます。
*現在の状況:工事等の入札が不調となった影響により、着工~開院が予定より遅れ、開院は2026年度(令和8年度)上期となる見込みです。詳細が判明次第、改めてお伝えします。
◆整備場所
・西宮市津門大塚町(アサヒビール西宮工場跡地)
・面積26,000㎡
◆基本方針
高度急性期・ 急性期医療の 提供 |
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救命救急 センター |
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先進医療への 対応 |
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医療従事者の 育成拠点 |
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災害に強い病院 |
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安定した 経営基盤の確立 |
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◆診療機能
がん |
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脳血管疾患 |
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心血管疾患 |
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精神医療 (身体合併症 対応) |
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糖尿病 |
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◇5事業への対応
救急医療 |
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災害医療 |
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小児医療 |
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周産期医療 |
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へき地医療 |
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◆感染症への対応
- 感染症患者の受入機能の充実・強化を図り、阪神圏域の第2種感染症指定医療機関である県立尼崎総合医療センターを始め、圏域内の医療機関との連携を推進
◇在宅医療との連携
◇教育・研修、研究への対応
◆診療規模・体制
- これまで両病院で提供してきた診療機能(診療科目)を継承する。加えて、今後の高齢者人口の増加や疾病構造の変化を見据え、「脳神経内科」「心臓血管外科」「精神科」を新設する。
【診療科目】35診療科 (下線は新設)
内科系 |
内科、呼吸器内科、循環器内科、消化器内科、腎臓内科、 |
外科系 |
外科、呼吸器外科、心臓血管外科、乳腺外科、 |
その他専門 |
皮膚科、泌尿器科、眼科、耳鼻咽喉科、放射線診断科、放射線治療科、 |
- 病床規模は552床とし、現在の両病院での診療実績と、高齢化の進展に伴う医療需要の増加などを加味する。
なお、現在の中央病院が担っている地域包括ケア病棟の機能は、回復期機能を持つ医療機関に対応を委ねる。
- 中央病院が実施している診療機能は基本的に統合新病院へ継承する。検診事業は、民間医療機関との役割分担を図り、民間で実施可能なものは委ねることとする。しかし、受診医療機関の少ない乳がん、子宮頸がん検診は統合新病院でも実施する。
- また、人間ドックについても民間に委ねる方針としつ、具体的な委ね方を引き続き県市で検討する。
◆事業費
項 目 |
内 容 |
概算事業費 |
① 用地購入費 |
建設用地の取得費 |
約55億円 |
② 設計・監理費 |
基本設計、実施設計、設計監理等 |
約14億円 |
③ 建設工事費 |
本体工事、造成・外構 等 |
約247億円 |
④ 医療機器等整備費 |
医療機器、情報システム、備品等 |
約70億円 |
合 計 |
約386億円 |
◆現病院の資産活用(両病院の跡地活用)
- 中央病院の跡地は、資産の有効活用を前提に、市が民間医療機関の誘致を中心に検討する
□ 中央病院跡地にかかる、これまでの検討経緯
- 県立西宮病院については、3号棟跡地は市で有効活用するため県から市への売却を基本とする。
- 本館及び2号棟は、県が民間への売却を検討し、民間事業者の創意工夫のもと市の公共施設再編整備と調和したまちづくりが図られるよう配慮する。
□ 県立西宮病院跡地にかかる、これまでの検討経緯
(詳細については、基本計画をお読みください。)
統合再編検討懇話会
基本計画の策定に当たっては、医療関係者や大学、住民代表、病院・行政機関で構成する「統合再編検討懇話会」を設置し、これまで3回にわたって開催し、意見を聴取してきました。
これまでの統合再編検討懇話会の配布資料、議事録はこちら