統合新病院の設計(基本設計)

令和3年11月、兵庫県と西宮市は、統合新病院の「基本設計」の概要を公表しました。
「統合再編基本計画」の内容を元に、具体的な診療機能を検討し、敷地全体での施設の配置、車・歩行者の動線、各階の構成、各部門の配置・諸室の構成などを定めています。

 

R3.11基本設計_新病院完成予想図(国道2号から)中サイズ.pngのサムネイル画像

 

  • 配置図、アクセス
    ・建設場所:西宮市津門大塚町
    ・敷地面積:26,000㎡
    R3.11基本設計_配置図(縦).pngのサムネイル画像・構造規模等(予定)

    ①病院棟

    ・鉄骨造 / 免震構造
    ・地上11階、塔屋1階
          (ヘリポート)
    ・延床面積 54,555㎡
    ・高さ   53.5m

    ②放射線治療棟

    ・鉄筋コンクリート造 / 耐震構造
    ・地上3階
    ・延床面積 1,228㎡
    ・高さ   14.7m

    ③救急ワークステーション棟

    ・鉄骨造 / 耐震構造
    ・地上2階
    ・延床面積 382㎡
    ・高さ   9.6m



  • 新病院の各階構成、機能等

R3.11基本設計_断面図.pngのサムネイル画像

<基本機能> ・診療科目:35診療科  ・病床数:552床(一般病床544床、精神病床8床)

<特徴1> 医療ニーズへの対応

  ①高度急性期エリアの強化(救急、手術、ICU、ヘリポートをエレベーターで直結
  ②増築スペースを各所に確保 →医療環境の変化に応じ、将来の柔軟な改修が可能に

<特徴2> 感染症対応機能の充実

  ①感染専用の入口・エレベーターや、陰圧設備付きの専用診療室・病室等を整備
  ②ゾーニングでの空調(陰圧)を整備 →通常診療しながら、感染拡大フェーズに応じて感染病床を拡大可能に

<特徴3> 地域における医療従事者の育成拠点

  ①各階にスタッフの学びの場(カンファレンススペース)設置
  ②多職種が利用できる広いスタッフステーションを整備

<特徴4> 災害への対応

  ①[地震対策]免震構造の採用  [浸水対策]敷地のかさ上げ、重要施設の上階設置
  ②地震や大事故など、広域災害時の傷病者を受け入れるための
    トリアージや処置エリアを設定(非常用電源、医療ガス等の配備)

  • 開院までのスケジュール

基本設計の時点では「2022年12月の工事着工、2025年度内での開院を目標」としていましたが、1回目の工事の入札が不調となり、再入札の手続きをとったことから、約半年間ほどの遅れが生じました。

2023年7月に起工式を執り行い、工事に着工しました。

開院は、2026年度(令和8年度)の上期を目標としています。

 

過去の記事


■設計業務 受託者の決定■

令和2年10月20日、企画提案競技の結果、県市の統合新病院整備に係る基本設計・実施設計業務を行う者として、
「佐藤総合計画 関西オフィス」が特定されました。

 

 (参考)基本・実施設計業務を行う者の特定(兵庫県ホームページ)

 


お問い合わせ先

  •  西宮市立中央病院 病院統合推進課
     TEL : 0798-64-1515 (内線337)
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