リニアック棟
リニアック棟 新規OPEN
2017年8月、リニアック棟がオープンしました。
当院は「兵庫県指定がん診療連携拠点病院」としての責務を果たすため、より快適に高度ながん治療を受けていただけるよう、これまで地下にあった治療室を一新し、最新の機器を備えた治療環境を地上に整備しました。
治療のフロー
1.各診療科から患者さんを放射線科に紹介 | |
2.放射線治療専門医の診察
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初日 |
3.CTシミュレーターによる治療部位の同定、マーキング | |
4.治療計画の作成 | |
5.放射線治療開始 | 次回診療時 |
リニアック棟 フロア図
新たな放射線治療装置(リニアック)
- イメージング装置を用いて照射位置を合わせるIGRT(画像誘導放射線治療)が可能
- MLCによる腫瘍の形に応じた放射線照射口の形状調整、および腫瘍の局所制御率の向上により、副作用を最小限に低減
- 線量率の高出力化により、多方向からの照射で被ばく量を分散
- 治療寝台(Extra カウチ)で患者の位置決めを素早く、高再現・高精度で実施可能
治療計画用CT、治療計画装置、治療RIS
SIEMENS社 CT「SOMATOM Scope」
Varian社 治療計画装置 「Eclipse」
放射線科情報システム(治療RIS)
- [CT]MDCT装置を用いて撮影し、治療計画装置で最適な治療範囲や照射方法を決定
- [治療計画装置]照射装置の線源データを利用し、放射線量の計算や体内の線量分布などを確認、最適な照射方法を決定