リウマチ・膠原病内科
当科の特長
関節リウマチに代表されるリウマチ性疾患や膠原病全般を扱います。リウマチ専門・内科専門の3名の医師が担当いたします。
受診のご案内
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
午前 | --- | 小川(恭) (内科初診) |
--- | 平野 (内科初診) |
平野 (専門外来) |
午後 | --- | --- | --- | 小川(恭) (専門外来) |
平野 (1,3,5週) 平井 (2,4週) (専門外来) |
火・木・金曜の午前の受診がスムーズです。月・水曜は内科一般の初診を受診して頂き、以降のリウマチ・膠原病の専門外来へ継続できます。初診の方へ(案内ページ)
医療機関の方は、所定の診療情報提供書をFAX(または郵送)して頂くことで、専門外来の予約を取ることもできます。ご紹介・ご予約について(案内ページ)
受診をご検討いただく症状
リウマチ性疾患や膠原病では、関節・皮膚・肺・心臓・大動脈・神経・筋肉・腎臓・眼・耳・副鼻腔・
- 原因のはっきりしない発熱
- 関節:痛み、腫れ、変形
脊椎 :炎症性の腰痛・背部痛(安静で悪化、運動で改善)- 皮膚:
紅斑 (赤い変化)、レイノー現象(冷刺激で手指が蒼白化)など - 肺・心臓:運動時の息切れ(間質性肺炎、肺高血圧症)
- 大動脈:手のだるさ・しびれ、脈拍が弱い、失神・めまい
- 神経:末梢神経のしびれ、手や足の末端の感覚障害
- 筋肉:原因のはっきりしない筋肉痛、筋力低下
- 腎臓:尿の異常(尿タンパク、尿円柱)
- 眼:ぶどう膜炎(
飛蚊症 (小さな黒い点が移動する)、霧視 (視野が曇る)) - 耳・副鼻腔:非感染性の中耳炎・副鼻腔炎
- その他:難治性口内炎、口腔や目の乾燥
- 検査異常:抗核抗体、
抗CCP 抗体、自己抗体(抗DNA抗体、ANCA など)
診療内容の概要
関節リウマチの診療
『起床時に関節がこわばって動きにくい』
『あちこちの関節が炎症で痛み動かせない』
『手や足の関節が変形してきた』
といった症状が長期に続く関節リウマチは、メトトレキサート、
『関節が痛まない、腫れない』
『日常生活に支障がない』
『関節の破壊や変形が進まない』
という状態(
従来型 (経口薬) | メトトレキサート(®リウマトレックス,®メトトレキサート錠) サラゾスルファピリジン(®アザルフィジン) ブシラミン(®リマチル) イグラチモド(®ケアラム) |
生物学的製剤 (バイオ製剤) (注射薬) | インフリキシマブ(®レミケード注) エタネルセプト(®エンブレル皮下注,®エタネルセプトBS皮下注) アダリムマブ(®ヒュミラ皮下注) ゴリムマブ(®シンポニー皮下注) トシリズマブ(®アクテムラ注,®アクテムラ皮下注) アバタセプト(®オレンシア皮下注) サリルマブ(®ケブザラ皮下注) *皮下注製剤は自己注射が可能です |
分子標的型 (JAK阻害薬) (経口薬) | トファシチニブ(®ゼルヤンツ) バリシチニブ(®オルミエント) ウパダシチニブ(®リンヴォック) |
リウマチ治療薬の組合せ / 骨・関節の破壊 / 自己注射の様子 / 自己注射アニメーション /
膠原病(全身性エリテマトーデス、多発性筋炎、皮膚筋炎、強皮症、高安動脈炎、ANCA関連血管炎、ベーチェット病など)の診療
従来から用いられてきたステロイド剤に、病状に応じて
『日常生活に支障がない』
『疾患の悪化による入院がない』
『肺・腎臓・神経・心臓・肝臓・皮膚・眼などの臓器にダメージが蓄積しない』
という状態を目標とします。
ステロイドの副作用(骨粗鬆症、糖尿病、高脂血症、免疫抑制状態・易感染性、緑内障、白内障など)を低減するため、ステロイドの減量を意識して治療を行います。
免疫抑制薬 (経口薬) | アザチオプリン(®アザニン,®イムラン) シクロスポリン(®ネオーラル) タクロリムス(®プログラフ) ミコフェノール酸モフェチル(®セルセプト) ミゾリビン(®ブレディニン) |
免疫抑制薬 (注射薬) | シクロホスファミド(®エンドキサン) |
免疫調節薬 (経口薬) | コルヒチン ヒドロキシクロロキン(®プラケニル) アプレミラスト(®オテズラ) |
免疫調節薬 (注射薬) | ベリムマブ(®ベンリスタ) スチムリマブ(®エジャイモ) |
免疫抑制薬の作用図 /
その他の診療
- リウマチ性
多発筋痛症 の治療 乾癬性関節炎 や強直性脊椎炎 などの脊椎関節炎、ベーチェット病の難治性ぶどう膜炎に対する生物学的製剤の使用- シェーグレン症候群に伴う乾燥症状や関節痛に対する対症療法
- 喘息に対する吸入療法、治療抵抗性の場合の生物学的製剤(オマリズマブ(®ゾレア)、メポリズマブ(®ヌーカラ)など)の使用
- 好酸球増多疾患に対するステロイドの使用
- ステロイド性骨粗鬆症、ステロイド性糖尿病の治療
診療実績
対象疾患
関節リウマチ、リウマチ性多発筋痛症、全身性エリテマトーデス、多発性筋炎、皮膚筋炎、全身性強皮症、混合性結合組織病、高安動脈炎、巨細胞性動脈炎、多発血管炎性肉芽腫症、好酸球性多発血管炎性肉芽腫症、ベーチェット病、乾癬性関節炎、脊椎関節炎、IgG4関連疾患、気管支喘息、アレルギー性鼻炎、花粉症、血管性浮腫、血小板減少性紫斑病、自己免疫性溶血性貧血、成人発症スティル病
疾患の内訳
過去3年の入院症例の疾患分類
学術活動
スタッフ紹介
内科部長
兼.リウマチ・膠原病内科部長 平野 亨
(ヒラノ トオル)
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資格
専門
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内科医長
小川 恭生
(オガワ タカオ)
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資格
専門
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内科医師
平井 宏和
(ヒライ ヒロカズ)
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専門
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